diary
2025年10月20日

「大谷翔平」という奇跡

子どもの頃は野球が好きだった。
毎日野球をしていた。
毎日テレビでプロ野球を見ていた。
ほんと、毎日。

しかし、中学の部活はバスケットボール部に入った。
バスケットボールをプレーする楽しさがわかるたびに、だんだんと野球というスポーツが遠のいていった。

日本では野球が一番人気のあるスポーツなのは分かっている。
バスケットボールはルールが複雑で分かりづらいと思われていたことも知っているけど、世間で野球の話題ばかりなことに嫌気がさしていった。

あえてプロ野球もメジャーリーグの試合も見なかったし、ニュースもチェックしなくなった。
気付くと野球というスポーツに興味がなくなっていた。

興味がなくなったといっても「大谷翔平」という野球選手については情報が入ってきてしまう。しかしあえてあまのじゃくのような態度で大谷翔平という選手をとらえていた。

誰かが、大谷がすごいと言えば、そうなの、くらいにこたえていた。
(もちろんある程度の成績は知っていますよ)

そして2025年秋、リーグ優勝を決める試合(←この表現正しいですか?)で、二刀流で先発した大谷翔平。

1回表、三者連続三振。
1回裏、先頭打者ホームラン。
ピッチャーとして6回を投げ無失点、7回途中で降板するも不満げな表情。
バッターとしては3本のホームランを打って、リーグ優勝。

こんなことがあるのだろうか。

こんな奇跡が起こるのだろうか。

誰かが、こんなベタなストーリーはマンガでも書かない、と言っていた。

ドジャースの共同オーナーのマジックジョンソン(これはバスケの人ね!)とツーショットの写真を初めて見たけど、大谷、どこまで行っちゃうの。

バスケ(NBA)ではマイケルジョーダンとかマジックジョンソンとかスーパースターがいたけど、今までの延長線上でちょっと飛び抜けている感じだった。(大谷翔平を見た今だからこんな表現になってしまうけど、その当時は驚きと感動があった)

大谷翔平は今までの野球の「常識」をぶち壊している。10個の三振をとって、3本のホームランを打つ。あえて書くけど、そんなことを日本人がアメリカでやっちゃっていいの?大丈夫?

なんかアンチ野球の俺が熱くなっている。

俺もとしをとって、子どもの頃好きだった野球のことが気になってきたのか?

いや、違う。今もプロ野球やメジャーリーグには興味はない。

大谷翔平が気にるのだ。爽快な大谷翔平のプレーを見たいと思うのだ。

俺もとしをとった。
今までこんなことを野球選手に言わなかった。

大谷翔平、もっとガンバレ!もっとやっちゃえ!